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論文・学会発表List of Papers

教育と研究の歩み 2007年版

バイオトレーサ診療学・核医学講座

Department of Nuclear Medicine

沿革

1954年、金沢大学医学部附属病院放射線科で真性赤血球増多症に32Pを投与し治療を試みたことが、本学における核医学診療の本格的な始まりとなった。その後徐々に業務・研究に広がりをみせ、1973年に久田欣一教授を講座主任として日本で最初の独立した核医学講座として発足した。

以後、主題である癌診療・研究に加え、脳核医学、循環器核医学の分野において地歩を確立した。1995年に利波紀久教授が第2代教授として就任された。2000年に金沢大学大学院医学系研究科がん医科学専攻がん制御学講座バイオトレーサ診療学研究分野となった。2006年、第3代絹谷清剛が伝統を引き継いだ。

教育
医学博士課程

専攻共通科目としては、関連学会(日本核医学会、日本医学放射線学会、各々地方会等)への参加と研究内容発表を実行した。国際学会(米国核医学会、世界心臓核医学会等)への研究発表を奨励した。博士課程共通科目として、核医学画像カンファレンス(週3回、1時間/1回)、核医学治療症例カンファレンス(月1回、90分/1回)をオープンカンファレンスとして提供している。研究分野開設科目(12単位)としては、1、2年時に通年にわたって行われるバイオトレーサ診療学特論を行った。

医学科

核医学の系統講義,臓器別講義の担当部分により核医学の知識と技術的応用の習得に努め、特別講義を適宜盛り込み最新情報を提供するup to dateな知育教育をめざした。

Bed Side Learning(BSL)やセミナーでの学生との議論を通じ、医療全体の中での核医学の位置づけと適切な活用による最適な患者マネージメントを考える訓練を推進した。その際、放射性同位元素,医薬品,測定機器に関する基礎的理解,診断原理とその応用事項を押さえるとともに、創造性の高い優れた世界の核医学関連の論文抄読を通して、単なる知識の暗記ではなく核医学の本質であるトレーサによる診断・治療を理解し、演繹的かつ有機的な思考ができることを目標とした。すなわち測定機器原理の理解、放射性医薬品の体内動態と各種病態における変化の理解と解釈を身につけることで検査適応を含めた診断技術の習得を重視した。

甲状腺診療に関しては患者に対する接遇から始まって全人的医療に対する教育と共に,甲状腺シンチグラフィ,超音波診断,生検法を含め多角的に診療できるように教育した。

放射性同位元素を用いた治療に関する教育も当科の特色ある取り組みのひとつであり,特にI-131による内部照射療法は多数の診療実績がある。今後放射性医薬品による内部照射療法の臨床的需要が高まると考え,BSLでは既存の放射性医薬品による治療法の原理と実際の理解をはかると同時に、学生が医師になるころの近い将来に利用できる可能性のある放射性薬剤の紹介も行った。放射性薬剤を投与する際の注意事項、投与後の管理事項、相反する医療と管理の中庸化に関して具体例を実際に病棟で示した。

研究
放射性医薬品による癌の内照射療法(内用療法)の開発

癌細胞の細胞膜抗原、受容体、核酸等の細胞構成要素に特異的に結合する分子を担体として、β線、α線、オージェ電子等の治療用放射線放出核種を癌組織にターゲティングし、組織内において放射線照射を行うことにより癌組織の制御を狙う。標識モノクローナル抗体を用いた治療は、放射免疫療法(radioimmunotherapy)と呼ばれる。Y-90あるいはI-131標識抗CD20抗体によるB細胞悪性リンパ腫に対する内照射療法の有用性は、欧米ですでに確立されたものである。一方で、いわゆる固形癌に対する内照射療法の効果は不十分であることが多い。本研究科では、その効果増強を狙った検討を行っている。これまでのところ、腫瘍内血行動態変調、他の癌療法との相加・相乗効果、DNA修復阻害・腫瘍内酸素化改善による効果増強、血管新生阻害療法との同調効果、放射性核種の選択、放射性医薬品投与ルートの選択などの手法により、内照射療法の効果改善が得られることが示された。また、大腸癌肝転移動物モデル・腹腔内播種動物モデルにおいて、術後補助療法としての放射免疫療法の意義を示した。

放射能標識oligonucleotideによる診断・治療法の開発検討を行った。例えば、癌細胞多剤耐性能の主因のひとつであるp-糖タンパクをコードするmRNAと相補的なアンチセンスoligonucleotideの高比放射能In-111標識に成功し、その特異的細胞内集積を確認した。この手法の延長上で、新規の治療前非侵襲的組織性状診断法や特異的内照射療法の確立をめざしている。また、アンチセンスにより処理した癌細胞のp-糖タンパク発現状態の観察が、Tc-99m MIBIで可能であることを明らかにした。

循環器診断

中嶋憲一:心臓核医学は、虚血性心疾患の診断、治療と予後に直接影響する検査法として、核医学の中で最も有効性のエビンデンスが明確にされている領域である。しかしながら、その定量評価に用いられている基礎となる標準データは多くが、米国のデータからの借用であり、日本人を対象にした基礎データが確立されていなかった。そこで、日本人を対象にした標準データベースを作成するための検討を様々な観点より行っている。

  • 心拍同期心筋SPECTによる多施設研究の基礎の確立
    循環器病研究振興財団の支援により、日本国内で2001年から心拍同期心筋SPECT施行後の経過観察による予後調査のためのデータベースが集積されており、J-ACCESS多施設共同研究(西村恒彦主任研究者)として進行中である。 現在117の施設が参加し、4670名の登録が行われている。この研究実施の過程で、多施設研究での核医学的定量データの信頼性を確保する必要が生じたため、全施設でSPECTの定量処理を行った場合にどのように信頼性が保証できるのかを全施設に解析を依頼することにより施行した。その結果、各施設間で解析結果の多少のばらつきは生じるものの、駆出分画、容積ともに、極めて再現性がよく信頼性の高い定量法であることが確認された。
  • 日本人の多施設予後調査研究に基づく心機能標準の作成
    日本人におけるJ-ACCESS多施設データ(4670名)を元に、心臓のリスクが極めて小さく、かつ3年間心事故が発生しなかった患者268名を抽出し、日本人における心機能標準の解析を行った。すでに欧米で報告されている心臓核医学での標準対照群よりもいっそう厳密に定義された基準を用いていることがひとつの特徴である。このデータから駆出分画、拡張末期容積、収縮末期容積、心拍、血圧、等の生理学的諸指標を検討したところ、正常範囲は日本人に特有であることが明らかとなった。年齢、性別、体格および国民(人種)間の背景を考慮する必要があることが示され、特に日本人の女性と年齢に関連した特異性が抽出された。心臓疾患を有する患者の診断や予後評価において、患者のケアに影響する心機能パラメータの基礎を確立できた。これらのデータを元に、日本人での心事故予測に関する解析を進めている。
  • 作業部会による心筋標準マップの作成
    心臓核医学における心筋標準を作成するために、日本核医学会を通して作業部会を組織した。この作業部会は、日本人において心筋の血流および機能の領域マップが作成されておらず、また測定機種間の差異が克服されていない現状を克服する目的で企画されたものである。まず、異なるコンピュータ間のデータ転送を可能とするデータフォーマットの変換方法に関する基礎検討を行い、この目的のために変換アルゴリズズムとソフトウェアの整備を行った。平行して、この作業部会の主導により、国内で心臓に関しての診療件数が多い8施設において、心筋血流(Tc-99m MIBI, tetrofosminおよびTl-201)、心筋代謝(I-123 BMIPP)、心筋交感神経機能(I-123 MIBG)の各々の標準となる患者を、SPECTのデータ収集条件別に集積している。この作業部会は最終的に、国内のどの施設でも共通して使える心機能標準マップの提供を目指しており、今後の心臓病の研究や診療の基礎を提供するものとなるであろう。同時に、この標準は国内のみでなく、海外の研究施設にも提供できるものとなるように、海外の研究者の協力も得て、フォーマットの統一や提供方法を検討している。
  • ヨード(I-123)標識製剤の定量性の向上に関する研究
    データ収集条件の差による定量性の施設間変動は、特にI-123 MIBGにおける心不全評価を多施設で行う際の支障となっている。このうち特にコリメータ間の差を解消することを目的に、種々のモデルファントムの解析を進めている。特に収集時エネルギースペクトルのmulti-window補正による方法で、施設間の差を軽減し標準化する可能性があることを示してきた。今後の標準ファントムの作成を行い、多施設検討に入る予定である。

滝 淳一:臨床研究として虚血性心疾患、肥大型心筋症、心不全などを対象として、心電図同期心筋血流SPECTを用い心筋血流と心機能の同時評価を行い、 さらに心筋脂肪酸代謝(123I-BMIPP)、心臓交感神経機能(123I-MIBG)のイメージングにより病態評価による臨床的研究を進めている。動物実験では虚血再灌流モデルを用い123I-BMIPPによる脂肪酸代謝障害の評価、99mTc-annexin V(Tc-A)(アポトーシスにより細胞膜表面に露出するフォスファチディルセリン(PS)に特異的に結合するトレーサ)によるアポトーシスイメージングを応用し虚血再灌流心筋の病態評価に関する研究を行っている。心筋虚血再環流モデルを用いてアポトーシスの経時的変化を検討した結果、心筋のアポトーシスあるいはPSの細胞膜表面への露出は再環流早期より起こり30分ですでにピークに達し6時間後にはその範囲はやや拡大するものの全体としてはアポトーシスのアクティビティは低下していくと推測された。また異なる虚血程度によるアポトーシスの進行を検討した結果、アポトーシスの比較的早期におこるPSの細胞膜外側への露出は虚血の強さに依存して起こり、梗塞を伴わない虚血においても生ずる現象であると推測された。またIschemic preconditioning (IPC), caspase inhibitorにてTc-Aの集積は著明に抑制され、Tc-A集積はアポトーシス活性を反映していると共にインターベンションや治療による変化をモニターできる可能性が示唆された。心筋リモデリングや、vulnerable plaqueの検出への応用もめざして研究を継続している。

腫瘍診断

骨軟部腫瘍では201Tl, 99mTc-MIBI、骨シンチグラフィを用いた質的診断の研究、99mTc-MIBIによる腫瘍P糖蛋白の発現の評価とそれに基づく化学療法効果予測の研究を行った。99mTc-MIBIは抗ガン剤多剤耐性を司るP糖蛋白の基質であることを利用し99mTc-MIBIの早期像から後期像での洗い出しがP糖蛋白の発現と相関することを悪性骨軟部腫瘍患者で証明した。治療効果判定に関しては、治療中の腫瘍viabilityの変化を201Tl, 99mTc-MIBIで評価することにより、術前化学療法途中において最終的な治療効果判定を試み、高い精度で予測が可能であることを実証した。さらに術前化学療法での動注化学療法によるmyocutaneous local side effectの防止のための診断法を開発し臨床応用に成功している。すなわち、動注カテーテルからの99mTc-MAA投与による抗ガン剤分布予測イメージから局所副作用の発生を予測することを行っている。

中枢神経診断

βアミロイドタンパク脳室内持続投与により作成したアルツハイマー病モデルラットでは,一側前脳基底核破壊ラットと同様にアセチルコリン受容体は変化しないがアセチルコリントランスポータが減少することが解明され,神経伝達機能の変化がこのモデルでも核医学的に評価できることが示された。また,8方向迷路と実験動物行動画像処理システムを用いてラット学習障害の客観的評価法を確立し,痴呆モデルラットのアセチルコリントランスポータが頭頂葉で低下していることを見いだした。

パーキンソンモデルラットでは,回転異常を伴わないような軽度のドパミン神経系傷害でもドパミントランスポータが低下することを示し,パーキンソン病の早期診断の可能性を示した。将来は,ドパミン神経伝達系イメージングの利用により各種ドパミン神経変性疾患の早期診断に取り組みたい。

パーキンソン病の画像診断に関して123I-MIBGによる心臓交感神経系イメージングによる診断能や病態診断、さらに類似疾患との鑑別能に関する研究を施行した。パーキンソン病では心臓交感神経の除神経が病初期より生ずるが、多系統萎縮症、進行性核上性麻痺など他のパーキンソン症候群を伴う変性疾患では異常はあっても軽度でありことが判明し、パーキンソン病と他のパーキンソン症候群と鑑別に用いている。また痴呆性疾患の鑑別としてDementia with Lewy body (DLB)では心臓交感神経の除神経が123I-MIBG集積低下としてみられるのに対して、アルツハイマー病では心臓交感神経が正常であることから両者の鑑別に非常に有用であることが示され、臨床応用している。

消化器領域

核医学的な消化管運動性評価は食道や胃排泄機能の定量的指標となることを,皮膚科,消化器内科,消化器外科との共同研究により報告してきた。教室では独自の食道機能定量化法を開発し,その適切な機能パラメータの決定と臨床応用を行なってきた。本法の応用により全身性強皮症に伴う食道運動機能の異常を定量的に評価でき,合併症の重症度評価や,早期検出に利用できることが明らかとなった。また,胃がん手術後の術式による,胆汁排泄と胃排泄機能の評価に関しても,標準的手法を確立し,術後合併症の診断や病態解明に応用してきた。

肝機能の予備能評価法としてはTc-99mアシアロ糖蛋白受容体の動態SPECTによる機能的予備能の解析が,肝細胞癌の治療予後に関する指標となることを示してきたが,現在多数症例によりその裏付けとなるデータの収集を進めている。

診療

放射性医薬品を用いて,現在本邦での死因の上位を占める腫瘍,心臓,脳疾患を含め,ほとんど全ての臓器にわたる機能診断が主たる診療内容である。年間5000-6000人、7500-8500件と全国トップクラスの検査件数を誇る。2007年度にはPET―CT装置(ポジトロン断層撮像装置―X線CT複合装置)の導入が決定しており、腫瘍診療におけるニーズの高まりが予想されると同時に、薬剤開発に威力を発揮するものと考えられる。

甲状腺外来では,甲状腺機能亢進症や甲状腺癌の治療を主に診療を行っている。国内最大規模のアイソトープ病棟において、当科の専門領域である放射性ヨード治療(内用療法)を行っている。甲状腺疾患に対する内用療法において、北陸地区や岐阜県など近隣圏の基幹病院として機能している。また,従来超音波ガイド下に甲状腺腫瘍の組織診断を行ってきたが,症例を選び経皮的エタノール注入療法(PEIT)を実施している。対象は嚢胞性変性により圧迫症状を呈する甲状腺腺腫、二次性副甲状腺機能亢進症、甲状腺癌術後の頚部リンパ節再発例である。腺腫に対しては症状の改善、副甲状腺機能亢進症では60%以上の症例で根治効果、頚部リンパ節再発例では局所制御効果が認められた。

カテコラミン産生腫瘍に対しては、I-131 MIBGを用いた治療に取り組んできた。治療用の高比放射能MIBGは放射性医薬品承認を受けていない状況であるが、欧州各国で承認治療薬として用いられている製剤を個人輸入の形で合法的に入手し、学内治験委員会承認のもとに行っている。本治療は、国内では本学を含めた3施設のみで行われているものであり、全国から患者さんが紹介されてくる。医師・看護師・放射線技師からなる診療チームとして高いレベルで機能していることから、他の2施設で治療不可とされた症例も受け入れている。特に、神経芽細胞腫の小児例の受け入れを行っているのは本学のみである。

教員リスト
  • 教授:絹谷清剛
  • 助教授:道岸隆敏
  • 講師:中嶋憲一、滝 淳一
  • 助手:米山達也、瀬戸 陽
  • 大学院学生
  • 医学博士過程 3名
  • 修士課程 1名
外国語で書かれた学術論文(総数:26)
  1. Higuchi, T., Taki, J., Nakajima, K., Kinuya, S., Namura, M., Tonami, N.: Time course of discordant BMIPP and thallium uptake after ischemia and reperfusion in a rat model. J. Nucl. Med. 46: 172-175, 2005.
  2. Higuchi, T., Taki, J., Sumiya, H., Kinuya, S., Nakajima, K., Namura, M., Tonami, N.: Characterization of cartilaginous tumors with 201Tl scintigraphy. Ann. Nucl. Med. 19: 95-99, 2005.
  3. Kinuya, K., Ueno, T., Kobayashi, T., Tuji, T., Yamamoto, Y., Kinuya, S.: Tc-99m MAA SPECT in pectus excavatum: assessment of perfusion volume changes after correction by the Nuss procedure. Clin. Nucl. Med. 30: 779-782, 2005.
  4. Kinuya, S., Yokoyama, K., Fukuoka, M., Mori, H., Shiba, K., Watanabe, N., Shuke, N., Michigishi, T., Tonami, N.: Anti-angiogenic therapy and chemotherapy affect 99mTc sestamibi and 99mTc-HL91 accumulation differently in tumour xenografts. Nucl. Med. Commun. 26: 1067-1073, 2005.
  5. Kinuya, S., Yokoyama, K., Izumo, M., Sorita, T., Obata, T., Mori, H., Shiba, K., Watanabe, N., Shuke, N., Michigishi, T., Tonami, N.: Locoreginal radioimmunotherapy with 186Re-labeled monoclonal antibody in treating small peritoneal carcinomatosis of colon cancer in mice in comparison with 131I-counterpart. Cancer Lett. 219: 41-48, 2005.
  6. Kizu, H., Takayama, T., Fukuda, M., Egawa, M., Tsushima, H., Yamada, M., Ichiyanagi, K., Yokoyama, K., Onoguchi, M., Tonami, N.: Fusion of SPECT and multidetector CT images for accurate localization of pelvic sentinel lymph nodes in prostate cancer patients. J. Nucl. Med. Technol. 33: 78-82, 2005.
  7. Nakajima, K., Kawano, M., Kinami, S., Fujimura, T., Miwa, K., Tonami, N.: Dual-radionuclide simultaneous gastric emptying and bile transit study after gastric surgery with double-tract reconstruction. Ann. Nucl. Med. 19: 185-191, 2005.
  8. Taki, S., Yamamoto, T., Kawai, A., Terahata, S., Kinuya, K., Tonami, H.: Sonographically guided core biopsy of the salivary gland masses: safety and efficacy. Clin. Imaging. 29: 189-194, 2005.
  9. Yoneyama, T., Matsunari, I., Kanayama, S., Matsudaira, M., Nakajima, K., Taki, J., Nekolla, S.G., Hisada, K., Tonami, N.: Accuracy of cardiac PET imaging using post-injection transmission scan. Ann. Nucl. Med. 19: 83-89, 2005.
  10. Wahiyama, K., Amano, R., Sasaki, J., Ogawa, D., Kinuya, S., Tonami, N., Shiokawa, Y., Mitsugashira, T.: Biodistribution of 227Th-EDTMP: comparison with 227Th-citrate, 153Sm-EDTMP, and 223Ra-chloride. J. Labelled Comp. Radiopharm. 48(suppl. 1): S124, 2005.
  11. Bai, J., Kinuya, S., Shiba, K., Michigishi, T., Tonami, N.: Binding with serum components favorably affects cellular uptake of 111In-oligonucleotide in a leukemia cell line. Cancer Biother. Radiopharm. 21: 34-40, 2006.
  12. Kinuya, S.: Combined radioimmunotherapy with antiangiogenic therapy to treat cancer: validation studies in animal models. Nova Science Publishers, Inc., Hauppauge, (in press).
  13. Kinuya, S.: Assessment of cancer drug resistance with nuclear medicine images. Nova Science Publishers, Inc, Hauppauge, (in press).
  14. Kinuya, S., Bai, J., Shiba, K., Yokoyama, K., Mori, H., Fukuoka, M., Watanabe, N., Shuke, N., Michigishi, T., Tonami, N.: 99mTc-sestamibi to monitor treatment with antisense oligodeoxynucleotide complementary to MRP mRNA in human breast cancer cells. Ann. Nucl. Med. 20: 29-34, 2006.
  15. Kinuya, S., Bai, J., Yokoyama, K., Shiba, K., Mori, H., Fukuoka, M., Watanabe, N., Shuke, N., Michigishi, T., Tonami, N.: Changes of 99mTc-sestamibi uptake in P-glycoprotein expressing leukemia cells treated in vivo with antisense oligodeoxynucleotide complementary to mdr-1 mRNA. World J. Nucl. Med. 5: 115-118, 2006.
  16. Kinuya, S., Li, X.-F., Bai, J., Yokoyama, K., Michigishi, T., Tonami, N.: Prediction of therapeutic responses to chemotherapy and monitor of effects of MDR-modulation with radiotracers in malignant tumors. Nova Science Publishers, Inc, Hauppauge, (in press).
  17. Kinuya, S., Yokoyama, K., Fukuoka, M., Hiramatsu, T., Mori, H., Shiba, K., Watanabe, N., Shuke, N., Michigishi, T., Tonami, N.: Intraperitoneal radioimmunotherapy to treat early phase of peritoneal dissemination of human colon cancer cells in a murine model. Nucl. Med. Commun. (in press).
  18. Kinuya, S., Yokoyama, K., Michigishi, T., Tonami, N.: Respiratory distress caused by radioiodine therapy in patients with differentiated thyroid cancer. Ann. Nucl. Med. 20: 499-502, 2006.
  19. Kusuoka, H., Nishimura, S., Yamashina, A., Nakajima, K., Nishimura, T.: Surveillance study for creating the national clinical database related to ECG-gated myocardial perfusion SPECT of ischemic heart disease: J-ACCESS study design. Ann. Nucl. Med. 20: 195-202, 2006.
  20. Matsunari, I., Bax, J.J., Blanksma, P.K., Visser, F.C., Kanayama, S., Yoneyama, T., Nekolla, S.G., Tonami, N., Hisada, K.: Effect of left ventricular function on diagnostic accuracy of FDG SPECT. Ann. Nucl. Med. 20: 51-56, 2006.
  21. Matsunari, I., Taki, J., Nakajima, K., Tonami, N.: 99mTc-tetrofosmin as a prognostic agent? Eur J Nucl Med Mol Imaging. 33: 1-3, 2006.
  22. Nakajima, K., Kawano, M., Hasegawa, M., Taki, J., Fumimoto, M., Takehara, K., Tonami, N.: Myocardial damages in systemic sclerosis detected by gated myocardial perfusion SPECT and sympathetic imaging. Circulation J. 70:1481-1487, 2006.
  23. Nakajima, K., Taki, J., Yoneyama, T., Fukuoka, M., Kayano, D., Tonami, N.: Fluctuation of adenosine concentration by modes of intravenous infusion based on mathematical simulation and experiments. Ann. Nucl. Med. 20: 485-491, 2006.
  24. Shiba, K., Ogawa, K., Kinuya, S., Yajima, K., Mori, H.: A simple and rapid radiochemical choline acetyltransferase (ChAT) assay screening test. J. Neurosci. Methods. 157:98-102, 2006.
  25. Yoshimoto, M., Kinuya, S., Kawashima, A., Nishii, R., Yokoyama, K., Kawai, K.: Radio-iodinated VEGF to image tumor angiogenesis in a LS180 tumor xenograft model. Nucl Med Biol. (in press).
  26. Ogawa, K., Mukai, T., Asano, D., Kawashima, H., Kinuya, S., Shiba, K., Hashimoto, K., Mori, H., Saji, H.: Therapeutic effects for the palliation of metastatic bone pain of a rhenium-186 complex-conjugated bisphosphonate in an animal model. J. Nucl. Med. (in press).
診療

放射性医薬品を用いて,現在本邦での死因の上位を占める腫瘍,心臓,脳疾患を含め,ほとんど全ての臓器にわたる機能診断が主たる診療内容である。年間5000-6000人、7500-8500件と全国トップクラスの検査件数を誇る。2007年度にはPET―CT装置(ポジトロン断層撮像装置―X線CT複合装置)の導入が決定しており、腫瘍診療におけるニーズの高まりが予想されると同時に、薬剤開発に威力を発揮するものと考えられる。

和文著書(総数: 4)

アイソトープ診療ハンドブック-基礎・管理・診療・看護の実際- 2006年4月(エルゼビアジャパン)利波紀久、中嶋憲一編集

和文総説(総数: 12)

絹谷清剛:EBMに基づく核医学の選択 IV腫瘍核医学 12. 腫瘍の放射性アイソトープ内用療法. INNERVISION 21:97-102, 2006.

中嶋憲一、滝 淳一、米山達也、村守 朗、瀬戸 陽、福岡 誠、萱野大樹、利波紀久特集:核医学の最新トピックス.心臓核医学とEBM.映像情報Medical 38: 316-321,2006.

和文原著 (総数:0)
その他
学会参加
  • 国内学会招待講演数 2005年 10 2006年 10
  • 国際学会招待講演数 2005年 1 2006年 2
  • 国内学会一般発表数 2005年 12 2006年 17
  • 国際学会一般発表数 2005年 9 2006年 9
主催学会
  • 第7回日本センチネルノードナビゲーションサージェリー研究会
    2005年11月 大会長 利波紀久
  • 核医学画像カンファレンス
    2005年 計3回 2006年 計3回 代表世話人 利波紀久
研究誌の発行(編者となっている雑誌名)
  • 利波紀久
    World Journal of Nuclear Medicine (Editorial Board)
    Cancer Biotherapy and Radiopharmaceuticals (Editorial Board)
    European Journal of Nuclear Medicine and Molecular Imaging (Editorial Board)
    核医学画像診断(編集長)
  • 絹谷清剛
    Annals of Nuclear Medicine(編集委員)、核医学(編集委員)
  • 道岸隆敏
    Radiation Medicine (Assistant Editor)
  • 核医学画像診断(編集委員)
  • 中嶋憲一
    核医学画像診断(編集委員)
  • 滝 淳一
    Annals of Nuclear Medicine(編集委員)、核医学(編集委員)
共同研究数
  • 国内数 2005年 6 2006年 6
  • 国外数 2005年 1 2006年 1
  • 金沢大学 森 厚文教授 分子イメージングによる「がん治療指針・効果予測」に関する基盤的研究
  • 金沢大学 川井恵一教授 ポストFDGを担う腫瘍診断用ポジトロン放出核種標識人工アミノ酸製剤の探索
  • 金沢大学 吉本光喜助手 シグナル伝達を指標にした分子イメージングによる癌分子標的薬剤治療効果予測法の開発
  • 金沢大学 吉本光喜助手 腫瘍血管新生の可視化を可能にする分子イメージング剤の開発
  • 金沢大学 天野良平教授 廃用性筋萎縮の病態生理モニタリングのためのタリウム201イメージング法の開発
  • 金沢大学 森 厚文教授 シグマレセプター標的包括的癌治療法の確立を目指した新規放射性薬剤の開発と評価
  • ワシントン大学、スローンケタリングキャンサーセンター 心筋虚血再還流におけるアポトーシスの研究
  • 金沢大学 竹原和彦教授 強皮症における病因解明と根治的治療法の開発
  • J-ACCESS 虚血性心疾患における心電図同期SPECT(QGS)検査に関する国内臨床データベース作成のための調査研究
  • J-ACCESS 虚血性心疾患における心電図同期SPECT(QGS)検査に関する国内臨床データベース作成のための調査研究2(2型糖尿病患者における無症候性心筋虚血の評価)
  • 科学技術振興事業団 石川県地域結集型共同研究事業.血球標識自動製剤化装置のプロト機の試作および評価
科学研究費
  • 2005年(17年度) 科研費萌芽研究、利波紀久
    transporter遺伝子導入による腫瘍の内照射療法および核医学画像診断の開発(継続)
  • 2005年(17年度) 科研費基盤研究C 絹谷清剛
    癌細胞膜アビジン発現とスカベンジャー受容体内在化による特異的普遍的内照射法の開発(継続)
  • 2005年(17年度) 科研費基盤研究C 中嶋憲一
    高齢者における心機能の特殊性解析と機能的標準化(新規)
  • 2005年(17年度) 科研費基盤研究C 滝 淳一
    虚血後心筋リモデリングにおけるプログラム細胞死、アポトーシスの関与とその画像化(新規)
  • 2005年(17年度) 科研費基盤研究C 横山邦彦
    甲状腺癌アイソトープターゲティングに及ぼすヨード(I-127)摂取量の影響(新規)
  • 2006年(18年度) 科研費基盤研究C 絹谷清剛
    癌細胞膜アビジン発現とスカベンジャー受容体内在化による特異的普遍的内照射法の開発(継続)
  • 2006年(18年度) 科研費基盤研究C 中嶋憲一
    高齢者における心機能の特殊性解析と機能的標準化(継続)
  • 2006年(18年度) 科研費基盤研究C 滝 淳一
    虚血後心筋リモデリングにおけるプログラム細胞死、アポトーシスの関与とその画像化(継続)
研究助成金
  • 2005年(17年度)渋谷学術文化スポーツ財団奨励金 絹谷清剛 放射能標識血球自動合成装置の開発
受賞
  • 2005年 第6回日本心臓核医学会賞 滝 淳一 虚血心筋における細胞死:アポトーシスイメージングによる検討
社会貢献
  • 2006年 金沢大学市民公開講座:市民のための放射線・放射能の話
絹谷清剛
  • 2006年 World Congress of Nuclear Medicine and Biology、Member of the Scientific Committee
  • 2006年 財団法人先端医学薬学研究センターヒトゲノム・遺伝子解析研究倫理委員会委員
  • 2006年 財団法人先端医学薬学研究センター倫理委員会委員
  • 2006年 財団法人先端医学薬学研究センター治験審査委員会委員
  • 2006年 財団法人先端医学薬学研究センター動物実験委員会委員
  • 2006年 日本アイソトープ協会医学・薬学部会 アイソトープ内用療法専門委員会委員
  • 2006年 日本アイソトープ協会医学・薬学部会 全国核医学診療実態調査専門委員会委員
  • 2006年 腫瘍免疫核医学研究会世話人
  • 2006年 I-131 MIBG治療ガイドライン作成委員会委員
中嶋憲一
  • 2005年 日本核医学会倫理委員会委員
  • 2005年 日本核医学会幹事長
  • 2006年 日本アイソトープ協会医学薬学部会企画専門委員会委員