課題名：疾患確率モデルを用いたレヴィー小体病の診断に関する研究

 
本研究の対象者に該当する可能性のある方で診療情報等を研究目的に利用または提供されることを希望されない場合は、下記の相談窓口へお問い合わせ下さい。ご連絡がない場合においては、ご了承をいただいたものとして実施されます。皆様方におかれましては研究の趣旨をご理解いただき、本研究へのご協力を賜りますようお願い申し上げます。
なお、この研究は、倫理審査委員会の審査を受け、研究責任者の所属機関の長の承認を得て行っているものです。
 
１．研究の対象
2015年1月1日から2024年12月30日までに、パーキンソン病などの神経学的な障害や認知症の診断のために心臓交感神経¹²³I- metaiodobenzylguanidine（MIBG）イメージング検査を実施した方が対象です。
 
２．研究の概要
研究課題名　　疾患確率モデルを用いたレヴィー小体病の診断に関する研究
研究期間　　　承認日（2024年９月18日）　～　2026年3月
目標数　　　　全体1000例（金沢大学：200例）
レヴィー小体病の臨床診断においては患者の症状等の臨床情報、検査データ、画像診断を含めた総合的な判断が必要されます。本研究の目的はその中でも¹²³I-MIBGを用いた心臓交感神経イメージングに着目し診断の確からしさを、確率的に評価する指標を作成すること、その診断精度を確かめることを目指して実施されます。
 
３．研究の目的・方法について
　この研究は神経学的な障害や認知症の診断のためにMIBG検査を実施した患者を対象としています。MIBG検査を実施すると、画像解析によって診断のための指標を計算します。本研究では、この診断のために新しい指標を作成しており、その診断的有効性を診断名と合わせて検討させて頂きます。金沢大学以外の研究参加施設からは、統計処理のための表のみが収集されて金沢大学に送られます。
 
４．研究に用いる試料・情報の種類
　　¹²³I-MIBG検査の結果、計算される指標の値と、年齢、性別、診断名とその根拠が、金沢大学で集計されます。
 
５．外部への試料・情報の提供・公表
　提供された試料・情報は、外部へ提供することはありません。
 
６．プライバシーの保護について
　この研究にご参加いただいた場合、提供された画像指標や診療情報などのこの研究に関するデータは、個人を特定できない形式に記号化した番号により管理されますので、あなたの個人情報が外部に漏れることは一切ありません。
 
７．研究組織
研究責任者　
　金沢大学附属病院・核医学診療科　講師　若林　大志
研究分担者　
医薬保健研究域医学系　核医学　協力研究員　中嶋憲一
医薬保健研究域医学系　核医学　医員　松村武史
金沢大学医薬保健研究域医学系　脳神経内科　特任助教　小松潤史
金沢大学医薬保健研究域医学系・脳神経内科　准教授　篠原もえ子　
金沢大学医薬保健研究域医学系　脳神経内科　教授　小野賢二郎
 
８．本研究に係る資金ならびに利益相反について
　この研究は科学研究費（医薬保健研究域医学系・中嶋憲一）を用いて実施します。また、この研究において対象となるMIBGを製造販売している会社（PDRファーマ社）からも一部の資金援助を受けています。この研究の研究担当者は、利益相反審査機関へ自己申告し、その審査と承認を得ています。従って、この研究の研究担当者は、この研究の実施の際に個人的な利益のために専門的な判断を曲げるようなことは一切いたしません。また、学会発表は論文の公表にあたっては、資金について公表し研究の透明化を図ります。
 
９．研究への不参加の自由について 
試料・情報が当該研究に用いられることについて、患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、2024年12月28日までに下記の問い合わせ先までお申出ください。なお、データが統計表にまとめられた後で個人を特定できない場合や、研究結果が既に医学雑誌への掲載や学会発表がなされている場合、データを取り消すことは困難な場合もあります。
 
１０．研究に関する窓口
研究事務局・連絡先（窓口分野（診療科）等の名称、住所、電話番号、担当者氏名を含む）
研究責任者　金沢大学附属病院　核医学診療科　講師　若林大志
担当　　医薬保健研究域医学系　核医学　医員　松村武史、協力研究員　中嶋憲一
住所　　〒920-8640　金沢市宝町13-1
電話　　076-265-2333　Fax 076-234-4257