PET検査の保険適用：2010年4月より改訂されました

保険適用疾患に関する基本的な考え方

PET検査は、疾患のスクリーニングとして施行されるものではなく、病気が他の検査で確定しない場合や、さらに一歩進んだ転移・再発などの診断が主目的です。
2010年4月のF-18 FDG適用追加に伴い、以下のように改訂されました。

保険適用疾患の一覧

ポジトロン断層撮影 （PET)

• てんかん：難治性てんかんで外科切除が必要とされる患者に使用される。
• 虚血性心疾患：虚血性心疾患による心不全患者で、心筋組織のバイアビリティ診断が必要とされる患者に使用する。ただし、通常の心筋シンチグラフィで判定困難な場合に限る。
• 悪性腫瘍（早期胃癌を除く） ：他の検査、画像診断により病期診断、転移・再発の診断が確定できない患者に使用する。

ポジトロン断層・コンピュータ断層複合撮影 （PET-CT)

• てんかん：難治性てんかんで外科切除が必要とされる患者に使用される。
• 悪性腫瘍（早期胃癌を除く） ：他の検査、画像診断により病期診断、転移・再発の診断が確定できない患者に使用する。