骨シンチグラフィは骨の異常を検出する核医学検査のひとつであり、癌の骨転移を全身的に検索するために用いられています。この研究では、この骨転移の診断を行うにあたり、コンピュータを用いて自動的に診断するためのソフトウェアを作成することを目的としています。そのために、骨シンチグラフィの異常の特徴をデータベースとして登録し、診断精度を改善させる研究です。
本研究の遂行にあたっては、過去に実施された骨シンチグラフィのデータを用います。この際にすべての患者情報は匿名化されており、個人を特定することはできません。ただし、癌の転移の有無を確定するために、採血データやX線写真、CT検査、MRI検査などを参照しますので、個人情報が漏洩することがないように十分注意を払います。
研究結果は学会や学会誌に発表されます。この場合も個人情報は、完全に匿名化されており、公開されることはありません。
匿名化される情報をもとに行いますが、その実施にあたっては、個人情報保護に十分の注意を払います。もし、本研究についてお問い合わせがある場合や個人データの利用の有無についてのお問い合わせがある場合は、2012年12月31日までに下記にご連絡ください。
金沢大学医薬保健研究域医学系 バイオトレーサ診療学 中嶋憲一・(電話: 076-2675-2333)