進行中の研究に関する公示anouncement
各種補正法の組み合わせによって得られる骨SPECT画像を用いたGI-BONEによる定量指標の精度および画像評価
金沢大学附属病院核医学診療科で骨シンチグラフィ検査を行った患者さんへ
□内容
骨シンチグラフィは、骨に集積する放射性医薬品を静脈に投与し、放射性薬剤が骨に集積した状態を専用装置(ガンマカメラ)で撮像する検査です。日常臨床では骨シンチグラフィの全身画像を用いて医師が診断を行っていますが、二次元画像の評価であるため、診断が困難である場合があります。近年、SPECT/CT装置が普及しつつあり三次元画像での評価が可能となりました。また、画像処理技術の向上によりSPECT/CT画像の定量化が可能となりました。このSPECT/CT像から得られる三次元画像の定量指標が適正であるかを検証することを目的とします。
□対象と方法
本研究の遂行にあたっては、過去に実施された骨シンチグラフィのSPECT/CTのデータを用います。この際にすべての患者情報は匿名化されており、個人を特定することはできません。
□結果の公表
研究結果は学会や学会誌に発表されます。この場合も個人情報は、完全に匿名化されており、公開されることはありません。研究成果は金沢大学附属病院アイソトープ部に帰属します。また、本研究は日本メジフィジックス株式会社からの受託研究費が利用されます。
この臨床研究に関しては、辞退により診療に関していかなる不利益も受けることはありません。患者様が調査への同意の辞退を希望されれば、いつでも自由に辞退することができます。匿名化される情報をもとに行いますが、その実施にあたっては、個人情報保護に十分の注意を払います。もし、本研究についてお問い合わせがある場合や個人データの利用の有無についてのお問い合わせがある場合は、2020年3月31日までに下記にご連絡ください。
金沢大学附属病院 アイソトープ部 電話:076-265-2000 内線7360
研究責任者:米山 寛人 職名:診療放射線技師