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進行中の研究に関する公示anouncement

負荷心筋検査を用いた肥大型心筋症の予後予測に関する後ろ向き観察研究


金沢大学附属病院核医学診療科で負荷心筋検査を1992年に受けられた肥大型心筋症の患者さんへ
 
画像診断解析研究へのデータ利用のお願い
当科では、1992年に負荷心筋検査を受けられた肥大型心筋症患者さまのデータをもとに、長期的な予後との関連性を調査する研究を予定しています。
 
□ 1.今回の研究について
研究課題名:負荷心筋検査を用いた肥大型心筋症の予後予測に関する後ろ向き観察研究
 
肥大型心筋症は原因不明の心筋疾患の一つで、心臓の壁が厚くなることで、内腔が広がりにくくなる病気です。5年生存率は92%程度と良好ですが、心臓内に血液が流れ込みにくく、時に突然死もみられるので注意深い経過観察が必要です。​
肥大型心筋症患者さまに実施する検査のひとつに、心臓に負担をかけた状態(負荷)で心機能を評価する負荷心筋検査があります。なかでも、携帯型の装置を胸に装着して行う心臓核医学検査は、持続的に心機能を測定でき、心臓に最も大きな負荷がかかった際の変化も測定できる優れた方法です。
​本研究では、携帯型モニターで得られた負荷心筋検査データがその後の長期的な経過とどのような関係にあるかを検討します。なんらかの関連性が明らかになれば、負荷心筋検査を行うことで長期的な予後を予測できるようになり、治療方針の決定にも役立つと考えています。
 
□ 2.研究の方法について
この研究の対象となる方は、1992年1月1日 ~ 1993年3月31日までに当科で携帯型持続心機能モニター(VEST)による負荷心筋検査を受けた肥大型心筋症の患者さまです。ご自分が対象者に含まれるかどうかをお知りになりたい方は、「研究の窓口」までお問い合わせ下さい。お調べしお答えいたします。
当時の負荷心筋検査データを集計し、解析する予定です。研究の期間は金沢大学医学倫理委員会の承認日から2018年12月31日までです。
​集計されたデータは学会や論文などに発表されることがありますが、個人情報が公表されることはありません。
 
□ 3.予想される利益(効果)と不利益(副作用)について
研究目的で新たな通院や検査をお願いすることはありませんし、費用の負担もありません。また、今後の治療方針にも影響しません。
 
□ 4.プライバシーの保護について
この研究では、患者さまのプライバシーを保護するため、患者さまそれぞれに番号を割り当てます。研究には、個人名ではなく対応番号しか使用しません。画像からも、お名前などの個人情報はすべて削除されます。
この研究で得られた結果は学会や医学雑誌等に発表されることがありますが,個人情報などが公表されることは一切ありません。データの取扱いについては、外部に漏れることが無いよう細心の注意を払います。
 
□ 5.研究参加に伴う費用の負担や通院について
この研究に参加することによる費用の負担や研究のためだけの新たな通院はありません。
 
□ 6.研究にご協力いただけない場合について
今回の研究にご自分のデータを提供したくない方がいらっしゃいましたら、2019年3月31日までに、「研究の窓口」までお知らせください。その場合、あなたのデータが使われることはありません。参加されなかったからといって治療に差し支えることはなく、あなたが不利益を被ることは一切ありません。
 
□ 7.個人情報の開示について
金沢大学における個人情報の開示手続きにつきましては、次のホームページを参照ください。
http://www.adm.kanazawa-u.ac.jp/ad_syomu/kojin-jyouho/
 
□ 8.研究計画書など資料の入手について
この研究に関する研究計画書などの資料を希望される場合は、「研究に関する窓口」までお知らせ下さい。
 
□ 9.研究に関する窓口
ご不明な点やご質問等がございましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。

研究機関の名称:金沢大学附属病院
研究責任者氏名:若林 大志 (金沢大学附属病院核医学診療科)
問い合わせ窓口:若林 大志 (金沢大学附属病院核医学診療科)
電話:076-265-2333