Case KM04
Maliganant Lymphoma
悪性リンパ腫
症例解説と読影のポイント
- 画像をどう読むか
- 症例は悪性リンパ腫の治療中に、経過観察のためまず全身のTlシンチグラフィが施行された。
- 両側の腫骨と思われる部位に異常集積を認める。
- この所見より、まれではあるがリンパ腫の骨髄浸潤を疑うべきである。
- FDG-PETではより明瞭に同所見が描画されている。
- MRIは非特異的であるがリンパ腫の骨髄浸潤として矛盾しない。
- 解説
- 悪性リンパ腫の治療前、および治療効果観察のためTlシンチグラフィが施行されることがあるが、本症例は腫骨に転移したと思われる所見を呈した。
- 悪性リンパ腫の骨髄浸潤あるいは転移は約10%に出現するといわれ、その検索には一般に骨シンチグラフィ、Gaシンチグラフィが有用である。
- もしTlシンチグラフィを施行するときも全身像を撮ることが重要と思われた症例であった。
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Update: Apr 16, 2002