Case TN04
腎下垂による右腎機能の過小評価
Underestimation of r-renal
function due to renal ptosis
症例解説と読影のポイント
- 画像をどう読むか
- 腎動態シンチ
- 右腎は左に比べて非常に小さく、レノグラムでもピークは左の約半分程度しかない。
- しかし、パターンは正常に近い。
- DIP
- 立位では臥位に比べて右腎は2椎体近く下垂し、上下径も短縮して見える。
- 解説
- DIPの所見から、右腎が腸腰筋の上を滑るように下垂したことで、腎の上下の軸が傾き、みかけ上の上下径が短縮し、さらにカメラと右腎との距離が増加により、右腎のカウントを過小評価したと考えられた。
- 臥位にて再検したところ、左右差は消失した(下図)。


- renogram

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Update: Sep 24, 1999