Case TA04
Muscular
Sarcoidosis
筋サルコイドーシス
症例解説と読影のポイント
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症例の解説
- 筋サルコイドーシスの頻度は全症例の1−4%と稀な疾患です。さらに実際筋肉が侵されても80%の症例では自覚症状がないそうです。
- この症例は1991年にサルコイドーシスと診断されていました。経過観察中の1995年には、ガリウムスキャンで筋肉への異常集積を認めるようになっています。今回呈示したスキャンは、筋肉痛の症状が出現してきた1998年5月のものです。
- ステロイドの治療中には一旦は筋肉への異常集積が消失したのですが、ステロイドの減量に伴い再び筋肉への異常集積が出現してきています。
- 98/5
98/11
- MRIによる筋サルコイドーシスの検討報告もあるが、まずは全身の検索が可能なガリウムスキャンを行うべきでしょう。ガリウムスキャンの所見は非特異的ですが、MRIの所見も非特異的な、high
intensity でしょう。

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Update: June 19, 1999