Case OM03
Lymphoma of pulmonary
mucosa-associated lymphoid tissue
肺MALTリンパ腫
症例解説と読影のポイント
- 画像をどう読むか&
- 胸部X線写真上、左上肺野にmass
lesion を認める。
- CT上、massの中にairが認められる。これはair
bronchogramの所見である。
- さらにCE-CT上、 CT
angiogramと思われる所見も認められる。
- FDG-PETのmassへの集積は比較的低い。
- 解説
- 以上より、肺原発の悪性リンパ腫(特にBALT
lymphoma)または気管支肺胞上皮癌の2つが診断としてまず挙げられる。
- FDG-PETのmassへの集積は比較的低く、上記の2つの疾患に矛盾しない。
- その他の鑑別として、リンパ球性間質性肺炎(LIP), リンパ腫様肉芽腫症(LYG)などが挙げられるかと思われる。
- なお、CT上縦隔リンパ節の有意な腫脹も認められたがlymphoma
のinvolvementか非特異的な腫大かの鑑別は、病理組織で確認してないので困難である。もし治療により腫瘍とともに縮小するならばinvolvementの可能性が高いと言えるかもしれない。現時点ではその確認はできない。
- 肺MALTリンパ腫でFDG-PETが施行できた症例なので提示させていただきました。
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Update: Dec 21, 2001