Case KS12
骨巨細胞腫
Giant cell tumor
症例解説と読影のポイント
- 画像をどう読むか
- X線CT
- 右大腿骨遠位骨端〜骨幹端内果側に骨破壊性病変。
- 皮質の一部断裂あり。骨硬化所見なし。
- MRI
- 腫瘤は辺縁分葉状で膨隆性の発育を示し、周囲との境界明瞭である。
- 内部は嚢胞状部分と、T2強調画像で比較的低信号の造影される部位からなる。
- 24時間全身像。異常集積なし。心筋集積良好。
- 症例
- 30代前半 女性
- 主訴:右膝関節痛
- 臨床情報、検査結果など:特記すべき異常所見なし
-
- 核医学検査の種類と読影ポイント
- 骨シンチグラフィでは腫瘤辺縁に集積あり、内部は低放射能である。
- また骨端部の非腫瘍部分にもび漫性高集積あり、extended patternを示す。
- タリウムは腫瘤部分に高集積が見られる。
- まとめ
- 年齢、発生部位、画像所見とも典型的な骨巨細胞腫である。
(詳細は後日提示予定です)
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Update: October 30, 2009