Case FR01
いわゆる髄膜骨腫
Osseous plaques of the
dura
症例解説と読影のポイント
- 画像をどう読むか
- CTで頭蓋骨と分離した硬膜石灰化影が確認された.
- またMRIで脂肪の存在が強く示唆され,硬膜骨化病変と診断できる.
- これらの所見から髄膜腫やCa代謝異常に伴う硬膜石灰化巣はほぼ除外される.このような広範な病変は非定型的だが,osseous
plaques of the duraも考えられる.
- 骨外のMDP集積病変では,腫瘍や壊死病変以外に異所性骨化巣の可能性も考慮すべきだった.
- 解説
- 47才女性で,後腹膜平滑筋肉腫に合併した骨シンチ上の頭部異常MDP集積増加病巣である.
- Ca代謝異常の徴候は見られず,髄膜腫,髄膜転移巣の可能性を考慮して開頭術が施行されたが,上記診断だった.
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Update: Sep 20, 1999